― 努力が結果につながらない理由は、才能ではなく“やり方”かもしれない ―
今回は、視聴者から届いたお便りへの回答をもとに、
「勉強しているのに点数が伸びないとき、どう考えればいいのか」
について書いていきます。
テスト前にはそれなりに勉強しています。
提出物も出しているし、授業もちゃんと聞いています。
それでも思ったほど点数が伸びません。クラスには、あまり勉強していないように見えるのに点が取れている人もいて、
比べてしまってしんどくなります。勉強のやり方が間違っているのか、
それとももう少し続けるべきなのか分かりません。
この悩み、実はかなり多いです。
そして大事なのは、この段階で「自分は容量が悪い」「才能がない」と決めつけないこと。
① まず「ちゃんと勉強している」の中身を言語化する
最初に考えてほしいのは、
「ちゃんとやっている」とは具体的に何を指しているのかという点です。
この「ちゃんと」は、とても曖昧な言葉です。
- 問題集を1周した
- ノートをきれいにまとめた
- 提出物を期限内に出した
これ自体は悪くありません。
でも、それが 点数に直結する「ちゃんと」かどうか は別の話です。
② 「分かった」と「できる」は別物
点数が伸びない一番多い原因はここです。
分かったつもりになっている
= 実は「できる」状態まで落とし込めていない
たとえば問題集で、
- 正解したもの:〇
- 迷ったもの:△
- 解けなかったもの:×
とチェックして、
△と×がすべて〇になるまで繰り返しているか。
さらに言うと、
- なぜこの答えになるのか
- どこがポイントなのか
- どこを勘違いしやすいのか
これを 自分の言葉で説明できるか が大事です。
数字や単語が少し変わっただけで解けなくなる場合、
問題そのものを「暗記」してしまっている可能性があります。
③ ノートがきれい=理解できている、ではない
よくあるパターンの一つが、
ノートが完璧にきれいなのに点数が伸びないケース。
もちろん、きれいなノートで伸びる人もいます。
でも、成績が安定して伸びる人は、
- 必要なことだけをメモする
- 矢印・図・記号を多用する
- 「自分が引っかかった点」が分かるノートを作る
という特徴があります。
ノートは「見せるもの」ではなく、
自分の頭の中を整理する道具です。
ぐちゃぐちゃでもいい。
むしろ、思考の跡が残っている方が価値があります。
④ 本当の予習・復習とは何か
授業後、ノートを眺めるだけで終わっていませんか。
おすすめなのは、
- ノートを閉じる
- 今日の授業で一番大事だったことを思い出す
- 言葉にして説明してみる
これができない部分こそ、
理解が浅いポイントです。
社会なら「絶対に覚える3つは何か」
数学なら「この公式を使う理由は何か」
英語なら「なぜこの語順・この選択肢なのか」
ここを自分で確認することが、本当の復習です。
⑤ 時間を測らない勉強は、本番でズレる
「時間が足りなかった」という人は多いですが、
日頃から時間を意識していないことがほとんどです。
- 数学:1問に何分かけているか
- 英語長文:語数から読む時間を逆算しているか
問題を解くときに、
- かかった時間
- 途中で詰まった場所
- 解いたときの感想
これをメモしておくと、
次に解くときの改善点がはっきりします。
⑥ ケアレスミスは「当日」ではなく「日頃」の問題
計算ミス、読み間違い、条件の見落とし。
これは本番だけの問題ではありません。
普段から、
- 問題文を最後まで読む
- 「何を求める問題か」を確認する
- 本番を想定して解く
この意識がないと、
テスト当日だけ気をつけようとしても難しいです。
⑦ 勉強環境と生活習慣は、成績に直結する
意外と軽視されがちですが、かなり重要です。
- スマホを部屋に持ち込まない
- 休憩中もスマホを触らない
- 睡眠時間を削らない
- 食事を抜かない
特にスマホは、
存在するだけで集中力を奪います。
勉強中の休憩は、
外を見る、体を動かす、誰かと少し話す。
それくらいがちょうどいい。
⑧ 点数ではなく「行動」を評価する
伸びない時期は、必ずあります。
そのときに見るべきなのは、
- 今日は何をやったか
- 昨日より何ができるようになったか
比べる相手は、
クラスの誰かではなく 過去の自分 です。
まとめ:伸びない=向いていない、ではない
点数が伸びないときに大事なのは、
- 自分を否定しない
- やり方を具体的に見直す
- 「ちゃんと」の中身を言語化する
勉強は、
工夫するところまで含めて勉強です。
今は伸びていないだけ。
やめずに、やり方を調整してください。
応援しています。